BMW

独高級車大手のBMW はこのほどブルームバーグ通信に対し、中国におけるエンジンの現地生産を拡大する計画を明らかにした。中国の提携先である華晨中国汽車（Brilliance）と運営する瀋陽の完成車工場の近くに新たなエンジン工場を建設し、既存のエンジン工場と置き換える方針という。新工場では現地生産する車両向けに4気筒ガソリンエンジンを生産する計画で、2016年に生産を開始する見通しを示している。生産規模は当初年20万基とし、中期的に30万基に引き上げ、需要がさらに高まれば年40万基に拡大する可能性もあるという。BMWは中国市場では販売台数で独競合のアウディの後塵を拝している。エンジンの生産拡大により、自動車の現地生産の拡大を後押し、アウディの追撃を目指す。