米自動車部品大手のジョンソン・コントロールズは15日、自動車用シートのカバーを清潔に保ち、静電気も防止するコーティング技術「フレッシュ・パフォーマンス(FreshPer4mance)」を開発したと発表した。
カバーの材料を丸ごとコーティング材に浸すことでシートの表面だけでなく裏側もコーティングする。コーヒーやケチャップなどの飲料や食べ物、子供の汚れた手などでシートが汚れても簡単に拭き取ることができるという。また、細菌や静電気の発生も防ぐ効果があるという。
同社では、このようなコーティング技術は、商用車などシートにかかる負荷が大きい車両や、レンタカーやカーシェアリングなどドライバーが頻繁に交代する車両に適するほか、自家用車でもシートを清潔に保ち、手入れの手間を省くことができる利点があると説明している。
また、自動車メーカーは明るい色のシートを採用しやすくなり、幅広いニーズに対応できるようになる、とも説明している。