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2014/4/17

一般・技術・その他 (旧)

豊田通商、独スクラップ事業会社に資本参加

この記事の要約

豊田通商(愛知県名古屋市)は4月9日、ドイツのスクラップ事業会社ショルツに資本参加することで合意したと発表した。ショルツ家から同社の発行済み株式の39.9%を取得する。ショルツの取引銀行の継続支援への合意取得や欧州連合( […]

豊田通商(愛知県名古屋市)は4月9日、ドイツのスクラップ事業会社ショルツに資本参加することで合意したと発表した。ショルツ家から同社の発行済み株式の39.9%を取得する。ショルツの取引銀行の継続支援への合意取得や欧州連合(EU)の欧州委員会への申請・審査などを経て今年6月末頃に手続きを完了する予定という。また、豊田通商はショルツの取締役会に取締役を派遣する予定。

豊田通商によると、ショルツは金属スクラップの取扱量で世界2位。欧州を中心に世界26カ国で使用済み自動車などから資源を回収する事業を展開している。創業は1872年で、2013年通期の売上高は約37億5,00万ユーロ。従業員数は関連会社も含め7,000人を超える。

豊田通商は、中期経営計画の中でリサイクル事業の世界展開を掲げている。ショルツへの出資は同戦略に沿ったもので、欧州のリサイクル技術や仕組みづくりにアクセスできるようになると説明している。

また、ショルツによると豊田通商とは2008年にポーランドでリサイクリング事業の合弁会社グリーンメタルズを設立するなど10年以上の取引関係があるという。ショルツの株式の60.1%はショルツ家が引き続き保有する。

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