英自動車工業会(SMMT)が4 月24日発表した2014年3月の国内自動車生産統計によると、乗用車は14万2,158台となり、前年同月に比べ12.0%増加した。1~3月の累計は2.9%増の40万4,803台だった。
3 月の乗用車生産の内訳は、輸出向けが10.3%増の10万8,947台、国内向けが18.2%増の3万3,211台だった。
これに対し、3月の商用車生産は前年同月比17.7%減の6,604台と低迷。国内向けが27.8%減の3,019台と大幅に落ち込んだ。輸出向けは6.1%減の3,495台だった。国内では2013年の生産体制の再編・モデルチェンジが依然として影響しているもよう。輸出は欧州市場で需要回復の兆しが出始めており、SMMTのホーズ会長は今後の回復に期待感を示している。
エンジン生産は前年同月比4.5%増の22万9,959基。輸出向けが9.5%増の14万8,511基に伸びた一方、国内向けは3.6%減の8万1,448基にとどまった。ただ、英国ではジャガー・ランドローバー(JLR)が新エンジン工場を2015年に稼働させる予定など、エンジン生産への投資が活発であることから同国における生産規模は今後大幅に拡大することが見込まれている。