独電機大手のシーメンスと中国自動車大手の北京汽車工業(BAIC)は4月20日、北京国際モーターショー(開催期間:4月21~29日、プレスデー:4月20日)で合弁会社を設立する契約に署名した。ハイブリッド車や電気自動車に搭載する駆動システムを生産する。2014年にプロトタイプと小規模生産を開始し、2015年には北京の新工場で量産を開始する計画という。
両社が設立する合弁会社、北京シーメンス・オートモーティブ・Eドライブ・システムでは、高効率の電気モーターおよびインバーターを生産する。年10万ユニット以上の生産を計画しており、将来はさらに生産規模を拡大していく方針。BAICは最初の顧客として乗用車「Sシリーズ」「Cシリーズ」「Lシリーズ」に合弁会社が生産する駆動システム(出力45~200kW)を採用する計画という。
新合弁会社は、中国政府が環境政策の一環として推し進める代替燃料車の普及促進に寄与するものとなる。