スウェーデンのゴム・自動車部品大手トレルボルグは6日、子会社トレルボルグ・ホイールシステムズが米サウスカロライナ州のスパータンバーグ工場で農業用タイヤを生産すると発表した。生産設備を中心に2014～2018年に約3億2,500万スウェーデンクローナを投資する。生産は2015年後半に開始する見通し。
トレルボルグ・ホイールシステムズは米国とカナダですでに農業用タイヤを販売しているが、生産拠点は欧州やアジアにある。トレルボルグ・ホイールシステムズのヴィスチ（Vischi）社長は米国への生産進出について、「世界最大の農業市場を持つ北米は我々にとって魅力的な市場だ。トレルボルグが主導的地位を築いている超大型農業用タイヤ市場はここでは成長基調にある。現地生産は我が社の競争力向上にとって有利な状況を作る」との見解を示している。
米『エリア・ディベロップメント』誌（電子版）の報道によると、新しい生産施設の床面積は43万平方フィートで、2018年までに約150人の雇用を創出するという。
