英通信大手のボーダフォンは16日、自動車向けのテレマティックサービスなどを事業とするイタリアのコブラ・オートモーティブ・テクノロジーズを任意公開買付により買収することで合意したと発表した。これにより今後の市場拡大が見込まれている機械間通信（M2M）事業を強化する。すでにコブラの株式の74％を保有する筆頭株主や複数の少数株主と保有株の買収について合意しているという。
M2Mはインターネットオブシングス（IoT）とも呼ばれ、身の回りのモノをネットワークに接続しモニタリングやコントロールを可能にするコンセプト。自動車分野ではメンテナンス情報や盗難車の位置情報の把握、運転データの保険会社への提供などの例がある。
ボーダフォンはコブラの株主に1株当たり1.49ユーロの買収価格を提案しており、買収価格は総額で1億4,500万ユーロとなる予定。￥
