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2014/6/20

一般・技術・その他 (旧)

無人運搬車両の走行ルートを人工知能で設計=独研究所

この記事の要約

ドイツのハノーファー統合生産研究所(IPH)は、工場や倉庫で使用する無人運搬車両の走行ルートを設計できる人工知能システムを開発している。工場の設計図や運搬車両の数、1日当たりの運搬量などの情報を入力すると走行ルートが提示 […]

ドイツのハノーファー統合生産研究所(IPH)は、工場や倉庫で使用する無人運搬車両の走行ルートを設計できる人工知能システムを開発している。工場の設計図や運搬車両の数、1日当たりの運搬量などの情報を入力すると走行ルートが提示される仕組みという。同プロジェクトは連邦経済省が支援しており、2015年末に最初の実証試験を実施する計画。

無人運搬車両は、工場で部品を生産ラインに運んだり、出来上がった製品を包装するスペースに運んだりする用途などに導入されている。現在は技術者がルートを設計し、増産などの変更があるとシステムを修正しているという。ただ、技術者がすべての作業を行うと手間やコストがかかるため、人工知能を活用してさまざまなルート設計を比較したり、変更にも迅速に対応できるシステムの開発に取り組んでいる。

研究チームでは実証試験の実施に向け、すでに無人運搬車両を導入している企業および無人運搬車両メーカーの参加を募集している。

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