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2014/5/30

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シュコダ自、「オクタビア」のCNGバイフューエル車を発売

この記事の要約

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は欧州市場で6月から、圧縮天然ガス(CNG)とガソリンを併用できるバイフューエル車「オクタビアG-TEC」の販売を開始すると発表した。「サルーン」と […]

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は欧州市場で6月から、圧縮天然ガス(CNG)とガソリンを併用できるバイフューエル車「オクタビアG-TEC」の販売を開始すると発表した。「サルーン」と「エステート」の2車種を発売する。西欧の主要国や中東欧のスロバキア、スロベニア、チェコに段階的に導入していく計画という。

ミドルクラス車「オクタビア」をベースに開発されたオクタビアG-TECは1.4リットルTSIターボエンジン(出力81kW)を搭載し、CNG単独では1回の充填で最大410キロメートル(km)を走行できる。走行100 km当たりの燃費は5.4立方メートル(3.5キログラム)、二酸化炭素(CO2)排出量は97グラム/km。ガソリン燃料では最大920 kmの走行が可能で、CNGとガソリン燃料を併用した航続距離は最大1,330 kmとなる。

オクタビアG-TECは、シティーカー「シティゴー G-TEC」に続くシュコダのCNGバイフューエル車となる。シティゴー G-TECは2012月10月に発売し、これまでに1,900台以上を販売した。

シティゴー G-TECの走行100 km当たりの燃費は4.4立方メートル(2.9キログラム)、二酸化炭素(CO2)排出量は79グラム/km。航続距離は620km(CNG:400km、ガソリン:220km)となっている。

■ 「シティゴー」の累計生産が10万台に

シュコダ自動車は5月23日、2011年末に発売した同社初のシティーカー「シティゴー」の累計生産がVWのブラチスラバ工場で10万台に達したと発表した。

同モデルは2013 年の販売が前年比51%増の4万5,000台と好調に推移しており、2012年10月にはバイフューエル車「シティゴー G-TEC」も発売した。シティゴー G-TECの2013年の販売は1,300台だった。

「シティゴー」は、車長3.56m、幅1.64m、高さ1.48mの小型車で、1.0リットルのMPI3気筒エンジンを搭載。出力は44kW(60PS)と55kW(75PS)の2種類を用意している。走行100km当たりの燃費は4.1リットルで、二酸化炭素(CO2)排出量は95グラム/kmとなっている。

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