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2014/7/4

一般・技術・その他 (旧)

トヨタ、仏グルノーブルで小型EVのカーシェアリングプロジェクト実施

この記事の要約

トヨタ自動車は6月28日、フランスのグルノーブル市で小型電気自動車(EV)70台を投入してカーシェアリングサービスの実証試験「Cité Lib by Ha:mo(シテリブ・バイ・ハーモ)」を実施すると発表した。仏電力公社 […]

トヨタ自動車は6月28日、フランスのグルノーブル市で小型電気自動車(EV)70台を投入してカーシェアリングサービスの実証試験「Cité Lib by Ha:mo(シテリブ・バイ・ハーモ)」を実施すると発表した。仏電力公社(EDF)、グルノーブル市、グルノーブル都市圏共同体、同地域で事業展開するカーシェアリング会社シテ・リブと共同で2014年10月からサービスを開始する計画。実施期間は3年。

今回のプロジェクトはシテ・リブのカーシェアリングサービスを補完する形で実施し、公共交通機関のITシステムとも連携している。返却利用とワンウェイの乗り捨て利用の両方が可能で、主にバスやトラムの駅から職場や自宅など目的地近くまでのラストワンマイルで利用してもらうことを想定している。

トヨタは小型EV「COMS」(四輪、2シート)および「i‐ROAD」(三輪、2シート※日本では1シート)の計70台を投入する。また、EDFは子会社ソデトレルを通して、公共交通機関との連携がしやすいように停留所の付近に約30の充電ステーションを整備する。

利用者はスマートフォンで空車状況や公共交通機関への乗り継ぎなどを事前に確認したり、予約を入れたりすることができる。トヨタは豊田市で実施している実証試験「Ha:mo(ハーモ)をベースにデータ管理システムを開発した。「Ha:mo(ハーモ)」を国外で活用するのは今回が初めてとなる。

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