印タタ・モーターズ傘下の英高級車メーカー、ジャガー・ランドローバー（JLR）は、次世代型ディスプレイシステム「ジャガー・バーチャル・ウィンドスクリーン」を発表した。これは、フロントガラス全面を大きなディスプレイに見立てて情報を直接投影するもので、ドライバーは視線を道路から離すことなく、速度や危険因子、ナビゲーションデータなどの情報を得られる。
この次世代ディスプレイシステムは、サーキット上での最適なコース取りを表示し、ブレーキングポイントを色の変化で示したり、ラップタイムを上げるためのゴーストカーの表示やバーチャルなコーンを置いてスラロームの練習を行うことが可能。
JLRはさらに、ボタンやスイッチ操作時にドライバーの視線が道路から離れることを防止するため、最新の静電容量タッチスクリーンをベースとする電界センサーを利用したジェスチャー制御システムを開発している。リサーチ＆テクノロジー・ディレクターであるエップル氏によると、ジャガー・バーチャル・ウィンドスクリーンは今後数年以内に発売される可能性もあるという。
