英政府は17日、500万ポンドを投じて公用車に電気自動車(EV)を導入するプロジェクトを開始すると発表した。公共部門が率先してEVを導入することで市民の関心を高め、普及促進につなげたい考えだ。
プロジェクトではまず、中央省庁に150台のEVを導入する。閣僚などの公用車の運行を担当するガバメント・カー・サービスでは秋にもEVを発注する計画。秋以降には中央省庁以外でもEVの導入を進め、警察や救急車などに計135台が導入される予定となっている。EVの導入に合わせ、充電スタンドの設置も加速させる。
運輸省のクレイマー担当相は、「政府は手本を示さなければならない」と強調。今回のプロジェクトによって公用車のEVへの移行を進め、EVの普及を先導する考えを示した。