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2014/8/29

企業情報 - 自動車メーカー

独アウディ、車載電源の一部に48Vを導入へ

この記事の要約

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車大手アウディは8月25日、車載電源の一部に48ボルト(V)を導入すると発表した。従来の12V電源による電力供給の対応が限界に達しているためで、12V電源を補足する形で48Vを2番目 […]

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車大手アウディは8月25日、車載電源の一部に48ボルト(V)を導入すると発表した。従来の12V電源による電力供給の対応が限界に達しているためで、12V電源を補足する形で48Vを2番目の電源として導入する。

アウディはすでに48Vで駆動する電動コンプレッサーを採用したコンセプトカー「A6 TDI コンセプト」と「RS 5 TDI コンセプト」の2モデルを公開している。今回のプレス発表によると、VWグループの技術陣は拡張可能なモジュール構造を開発する中で、電動コンプレッサーを組み込む仕様にも対応できるようにしたという。

アウディのウルリッヒ・ハーケンベルク開発担当取締役は48V電源の導入について、「当社の駆動システム戦略において、我々は電動化のあらゆる可能性を活用する方針であり、部分的な48V電源の導入は大きな役割を担う」とコメント。「より大きな電気エネルギーの供給が可能になり、よりスポーツ性や効率、快適性を高めるための新技術を導入するための前提条件が整う」と説明している。

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