ボルボ・カーズは8月27日、7人乗り新型SUV「XC90」を正式発表した。新型車発売は、2010年に中国の浙江吉利控股集団の傘下に入って以来初めてとなる。
XC90は、ボルボの新世代プラットフォーム「スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー（SPA）」を初導入。併せて、T字形状のデイタイムランニングライト「トールハンマー」を採用した。
パワートレインは、力強い走りと高い環境性能を実現した「ドライブ-E」シリーズを搭載。最上級グレードの「XC90ツインエンジン」は、4気筒2.0リットルのスーパーチャージャーとターボチャージャーでダブル過給したユニットと電気モーターとの組み合わせで、最高出力400psを発生する一方、CO2排出量は約60g/kmに抑えている。さらに、道路からの逸脱に対応する「ランオフ・ロード・プロテクション」と交差点等での出会い頭の衝突を未然に防止する自動ブレーキという2つの世界初の安全装備を採用した。ボルボでは、これらの新しい安全技術により、20年までにボルボの新型車による死傷者をゼロにするという安全目標「ビジョン2020」の達成に大きく近づくことができるとしている。
