米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)の独子会社オペルは12日、スペインのサラゴサ工場で小型SUV「モッカ」の生産を開始したと発表した。モッカはこれまで韓国の富平にあるGM工場でのみ生産していたが、欧州市場における同モデルの販売好調を受け現地生産に踏み切った。サラゴサ工場では年内にモッカを約2万台、生産する予定。
オペルはサラゴサ工場に8,000万米ドルを投資し、モッカの生産体制を整えた。当初は韓国から輸入した部品を組み立てる完全ノックダウン(CKD)方式とするが、段階的に現地調達比率を高めていく計画としている。
サラゴサ工場には現在、従業員約5,700人が勤務している。モッカのほか、オペルの「コルサ」と「メリーバ」も生産しており、年内に5世代目となる「コルサ」の新モデルの生産も開始する計画。