独自動車部品大手のコンティネンタルは11日、ドイツのヘッセン州にあるコルバッハ工場に新たに建設するハイパフォーマンス・テクノロジーセンター(HPTC)の鍬入れ式を行った。高性能タイヤを生産するほか、新技術の開発や生産工程の改善に役立てる。同センターの面積は1万2,000平方メートルで、投資は4,500万ユーロ。2015年後半に生産を開始できると見込んでいる。
新技術センターでは、従業員約60人が勤務する予定。走行性能の高い乗用車向けに、18~22インチのタイヤなどを生産する。また、さまざまなタイヤ原料の配合試験を実施するほか、新しい生産工程を試験して得られた成果を実際の生産現場に反映させていく。
コルバッハ工場のローター・ザロカト工場長によると、2015年9月にも試験生産を開始できる見通し。本格稼働後は、年約35万本の生産を見込んでいる。
コルバッハ工場には現在、約3,400人が勤務している。