欧州自動車工業会（ACEA）が10月28日発表した2014年9月の商用車新車登録統計によると、欧州連合（EU）（マルタを除く27カ国）における販売は前年同月比13.2％増の18万1,436台に拡大した。販売増加は13カ月連続。3.5トン以下の小型商用車が16.2％増と大幅に伸びたほか、16トン以上の大型トラックも2.7％増と前年実績を上回った。主要国はいずれも好調で、ドイツが7.9％伸びたほか、イタリア（33.0％増）、スペイン（20.2％増）、フランス（11.8％増）、英国（10.6％）は2ケタ増となった。1～9月の累計は前年同期比9.6％増の135万2,410台となっている。
9月のカテゴリー別新車登録台数は、3.5トン以下の小型商用車が前年同月比16.2％増の15万2,225台と好調だった。主要5カ国すべてで2ケタ増となった。
3.5トン超の中・大型トラックは0.1％減の2万6,129台と前年実績を僅かに下回った。16トン以上の大型トラックは2.7％増の2万751台だった。
バスは3.9％減の3,082台。スペインが24.7％増と好調だったものの、英国（26.3％減）、イタリア（34.2％減）、フランス（13.6％減）、ドイツ（10.3％減）は2ケタの減少と振るわなかった。
