スウェーデンの特殊鉄鋼大手SSABは10月22日、新世代のレーザー切断用鋼板「レーザープラス」を発表した。
レーザープラスは、デッドフラット加工による最適な平坦度と最小限の内部応力で、レーザー切断後も最大で3mm/mという平坦度を実現。滑らかな表面性状は高速での切断と最高の切断面品質を約束し、高精度が要求される複雑な加工が容易になる。
鋼板の表面は微細なスケールに覆われており、極めて効率的なレーザー・水圧・プラズマ切断を可能にする。冷間成形性は良好であり、曲げ半径は板厚の0~1.5倍を保証する。
レーザープラスは厚板と熱間圧延ストリップ鋼が用意されており、高精度の加工が要求される機械エンジニアリング、建設、エレクトロニクス、自動車分野での利用が期待されている。