英国初の商業規模で太陽光発電により電解した水素を供給する燃料電池車用水素燃料ステーションが10月30日、南西部スウィンドン郊外にあるホンダの工場で稼働を開始した。
この水素ステーションはホンダ、独産業ガス大手リンデ・グループ傘下のBOC、コマーシャル・グループ、スウィンドン自治区議会、フューエルセル・システム、ブリッグス・エクイップメント、レボルブが参加するコンソーシアムによって開設された。スウィンドン工場に2011年9月にオープンした既存の水素ステーションに統合する形で設置され、太陽光で発電された電力で電気分解し水素を生産。スウィンドンにある水素エネルギーを利用した研修センターや燃料電池フォークリフト、バイオディーゼルと水素で走るハイブリッドバンなどに燃料を供給する。
英国政府は先ごろ、15年末までに1,100万ポンドを投じて全国に水素ステーションを15カ所設置する計画を発表している。