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2015/1/9

企業情報 - 部品メーカー

東洋鋼鈑、トルコの合弁工場を着工

この記事の要約

東洋鋼鈑(東京都千代田区)とトルコの製鉄会社トスヤルは1月3日、トルコ南部のオスマニエ県オスマニエ工業団地で新工場の起工式を行った。自動車や電化製品、飲料用缶、IT(情報技術)製品向けなどに冷延鋼板や表面処理鋼板を生産す […]

東洋鋼鈑(東京都千代田区)とトルコの製鉄会社トスヤルは1月3日、トルコ南部のオスマニエ県オスマニエ工業団地で新工場の起工式を行った。自動車や電化製品、飲料用缶、IT(情報技術)製品向けなどに冷延鋼板や表面処理鋼板を生産する。投資額は約5億米ドルで、20カ月後に完成する予定。

両社は2012年4月に冷延鋼板および表面処理鋼板の製造・販売を事業とする合弁会社トスヤル・トーヨー(本社:イスタンブール)を設立した。合弁会社の出資比率はトスヤルが51%、東洋鋼鈑は49%となっている。

東洋鋼鈑は経済成長が著しいトルコで今後、冷延鋼板や表面処理鋼板の需要が伸びると判断。トルコ工場を足がかりに鋼板関連事業のグローバル展開を積極化する方針を示している。

トスヤルは、新工場の建設によりこれまで輸入に頼ってきた付加価値の高い製品を国内で生産できるようにする。製品は欧州やコーカサス地域のほか、北アフリカや中東へも輸出する計画で、輸入を減らし、製品を輸出することでトルコの貿易赤字削減に寄与することになる。

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