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2015/1/23

総合 – 自動車産業ニュース

英政府、自動車産業の技能向上へメーカーと協力

この記事の要約

英国政府は20日、大手自動車メーカーなどと協力して自動車産業における技能向上を目指すイニシアチブ「オートモーティブ・インダストリアル・パートナーシップ」を発表した。 オートモーティブ・インダストリアル・パートナーシップに […]

英国政府は20日、大手自動車メーカーなどと協力して自動車産業における技能向上を目指すイニシアチブ「オートモーティブ・インダストリアル・パートナーシップ」を発表した。

オートモーティブ・インダストリアル・パートナーシップには政府が1,130万ポンドを拠出する。自動車業界は230万ポンドを現金で投資するほか、1,640万ポンド相当の対策を実施する。英国自動車評議会のビジネス環境・技能グループが主導し、アストンマーチン、ベントレー、BMW、フォード、ゼネラルモーターズ、GKN、ホンダ、ジャガランドローバー、日産およびトヨタのほか、科学、工学、製造技術分野の技能委員会(SEMTA)と英自動車工業会(SMMT)が参加する。パートナーシップでは、◇4,500人の小学生に自動車メーカーで1日職業体験を実施◇1,000人の11~16才の実習生にチームワーク、コミュニケーション、問題解決に必要なスキルを学ばせる◇19才以上の200人を対象に職業訓練を提供――などのプログラムを計画している。

英国の自動車産業では2020年までに5万人の労働力が必要になるとされており、高度な技能を持つ人材の育成が急務となっている、ケーブル大臣は、「技能への適切な投資が行われなければ、自動車業界は深刻なスキルのボトルネックに陥るリスクがある」と危機感を示した。

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