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2015/2/6

総合 – 自動車産業ニュース

欧州自工会、15年の乗用車新車登録は前年比2%増を予想

この記事の要約

欧州自動車工業会(ACEA)は4日、欧州連合(EU)域内(マルタを除く27カ国)における2015年の乗用車新車登録が前年比2%増の1,300万台弱にとどまるとの見通しを明らかにした。ACEAのカルロス・ゴーン会長は前年を […]

欧州自動車工業会(ACEA)は4日、欧州連合(EU)域内(マルタを除く27カ国)における2015年の乗用車新車登録が前年比2%増の1,300万台弱にとどまるとの見通しを明らかにした。ACEAのカルロス・ゴーン会長は前年を下回る伸び率にとどまる見通しについて、回復の初期兆候は出ているものの、多くの国が依然として不安定な景気に直面していることが懸念材料になっている、と説明した。EUの乗用車販売は2014年12月まで16カ月連続で販売増加が続いており、2014年通期は前年比5.7%増の1,255万771台と、2007年以来、7年ぶりに増加に転じた。

ACEAはこのほか、EUにおける2014年の電動車両(ECV:Electrically Chargeable Vehicle)の販売登録台数(暫定値)が前年比37%増の7万5,331台に拡大したと発表した。ただし、市場シェアは全体の0.6%にとどまる。

ACEAのエリック・ヨナー(Erik Jonnaert)氏は代替燃料車の今後について、「ACEA加盟企業は電気自動車やハイブリッド車、燃料電池車、天然ガス車も含めた代替駆動技術への投資を継続する。(このような取り組みは)充電インフラの整備や、顧客インセンティブに対するより一貫性のあるEU全体の政策によるサポートが必要だ」とコメントした。

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