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2015/2/13

一般・技術・その他 (旧)

フォード、欧州でモビリティと自動運転に関するプロジェクトに参加

この記事の要約

米フォード・モーターは4日、欧州の研究拠点であるフォード・ヨーロピアン・リサーチ&イノベーションセンターがアーヘン工科大学テクノロジー・イノベーション・マネジメント研究所と共同で、将来の交通分野における課題の解決に向けモ […]

米フォード・モーターは4日、欧州の研究拠点であるフォード・ヨーロピアン・リサーチ&イノベーションセンターがアーヘン工科大学テクノロジー・イノベーション・マネジメント研究所と共同で、将来の交通分野における課題の解決に向けモビリティのイノベーションを推進するプロジェクト「パーソナル・モビリティ・エクスペリエンス・イノベーション」を発足させたと発表した。

このプロジェクトは顧客のパーソナルモビリティーに対する選好や期待の変化に対応し、交通渋滞や環境問題といった社会問題に対処するためのテクノロジー、サービス、ソリューションを見出すことを目的とする。フォードでは、都市化、グローバルな中間層の成長、大気汚染問題、消費者の態度の変化という4つのメガトレンドがモビリティにもたらす課題について、他の産業分野のビジネスモデルを応用してモビリティ・ソリューションにつなげることを目指す。

フォードはまた、英国政府が後援する自動運転の研究プロジェクト「UKオートドライブ」に参加すると明らかにした。このプロジェクトは、自動運転車やコネクテッド・ビークルを日常生活にどのように統合するかを探ることを目的としており、ジャガーランドローバーやオックスフォード大学、ケンブリッジ大学などが参加している。フォードは車車間通信機能を備えたプロトタイプ車2台を提供し、実証実験を行う。UKオートドライブ・プロジェクトでは車車間通信や路車間通信の実証実験を通じて、将来の完全自動運転車の開発に寄与することを目指す。

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