英自動車工業会（SMMT）が19日発表した2015年1月の国内自動車生産統計によると、乗用車は12万7,385台となり、前年同月に比べ1.2％減少した。商用車は前年同月比18.8％減の5,443台と大幅に減少。エンジン生産は20万6,686基と、0.2％の微増だった。
乗用車の生産は前年同月を下回ったものの、SMMTのホーズ会長は、「自動車メーカーは近年、新モデルや新技術の導入に向けて英国工場に大型投資を実施している」と述べ、1月の僅かな減少は新モデルの生産開始に伴うもので、一年を通した生産台数は増加する、との前向きな見通しを示した。
商用車の生産は、国内向けは3.7％減と小幅な落ち込みにとどまったが、輸出向けが35.0％減と大きく落ち込んだ。国内生産はここ数カ月は増加が続いており、SMMTでは国内生産の回復傾向が今後も続くと予想している。
エンジンの生産も、国内向けは前年同月比11.2％増と好調だったのに対し、輸出向けが5.6％減と振るわなかった。
