独3Dプリンターメーカーのヴォクセルジェットは今年1月、米ミシガン州のカントン（デトロイト近郊）にサービスセンターを開設した。顧客の要望に応じたオンデマンドで鋳型などを製造する。1月20日には、航空宇宙産業や自動車、建機業界の顧客を招いてプレゼンテーションやワークショップを行った。
新拠点の面積は約4,600平方メートルで、当初は砂型鋳造およびインベストメント鋳造向けの製品を製造する大型3Dプリンター4台を設置した。年内に、砂型造形と樹脂造形の3Dプリンターを追加導入する計画で、最大造形サイズが4000×2000×1000 mmの大型3Dプリンター「VX4000」も設置する予定という。
同社はすでに、ドイツのフリードベルク（バイエルン州）と英国に拠点を持つ。カントンの拠点の生産能力は2016年末までにフリードベルクの拠点と同水準に達すると見込んでいる。
