ブレーキシステム大手の伊ブレンボが5日発表した2014年通期（1～12月）決算は、売上高が前年比15.1％増の18億330万ユーロ、利払い・税・償却前利益（EBITDA）が同31.1％増の2億7,980万ユーロにそれぞれ拡大した。商用車を除くすべての事業部門で増収となった。
売上高を部門別で見ると、主力の乗用車部門が前年比16.8％増の133億190万ユーロ、商用車部門が2.2％減の1億8,760万ユーロ、自動二輪車部門が15.5％増の1億7,360万ユーロ、レーシング部門が9.2％増の1億3,110万ユーロ、その他が47.3％増の910万ユーロだった。国別売上高は、イタリアが14.2％増の2億4,210万ユーロ、ドイツが15.1％増の4億3,280万ユーロ、英国が26.1％増の1億4,460万ユーロ、フランスが17.4％増の8,190万ユーロ、その他の欧州連合（EU）加盟国が4.4％増の1億8,070万ユーロ、インドが16.6％増の4,100万ユーロ、中国が14.6％増の9,310万ユーロ、日本が6.6％増の2,320万ユーロ、その他のアジア諸国が3.0％増の970万ユーロ、南米（ブラジルとアルゼンチン）が11.3％減の7,910万ユーロ、北米（米国、カナダ、メキシコ）が24.2％増の4億6,310万ユーロ、その他の国が9.7％増の1,190万ユーロだった。
ブレンボのボンバッセイ会長は2014年の業績について「大変満足している」としたうえで、北米市場の好調と欧州市場の回復が好業績に貢献したとの見方を示した。
