仏複合企業ボロレ・グループが3月19日発表した2014年通期（1～12月）決算は、売上高が前年比2.3％減の106億400万ユーロだった。石油製品の価格下落による石油物流部門の落ち込みが響いた。
営業利益は前年比7％増の6億5,000万ユーロだった。部門別で見ると、運輸・物流が5億6,700万ユーロ、石油物流が2,600万ユーロ、通信が2億1.000万ユーロ、電力貯蔵＆ソリューションが1億2,000万ユーロの赤字、その他（農業資産、持ち株会社など）が3,300万ユーロの赤字だった。
財務収益は8,500万ユーロの赤字となり、前年の3,000万ユーロの黒字から赤字に転落した。ただ、13年は英広告大手イージスの持ち株売却に伴い1億900万ユーロの売却益を計上しており、単純に比較することはできないと説明している。
ボロレ・グループはまた、取締役会が6月に開催される株主総会で、配当を1株当たり0.06ユーロと、13年の同0.031ユーロから引き上げることを提案すると明らかにした。
