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2015/4/17

総合 – 自動車産業ニュース

ロシア新車販売、3月は42.5%減

この記事の要約

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が8日発表した2015年3月の国内新車(乗用車・小型商用車)販売は13万9,850台となり、前年同月に比べ42.5%減少した。減少幅は1月(24.4%減)、2月(37.9%減)に比べさら […]

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が8日発表した2015年3月の国内新車(乗用車・小型商用車)販売は13万9,850台となり、前年同月に比べ42.5%減少した。減少幅は1月(24.4%減)、2月(37.9%減)に比べさらに拡大している。1~3月の累計は前年同期比36.3%減の38万3,691台だった。

自動車製造業者委員会(AMC)のシュライバー会長は大幅な減少について、「3月の全体的な市場動向は悪いが、予想したほど悪くはなかった。昨年末に乗用車購入の前倒しがあったことに加え、今年は価格が大幅に上昇しているため、消費者需要に『穴』ができることは以前から予想していた。遅かれ早かれ状況は安定するだろうが、今はまだその段階ではない」と述べ、引き続き先行きが不透明であるとの見解を示した。

ロシアでは原油価格の下落やウクライナ情勢をめぐる欧米による経済制裁の影響で景気が落ち込み、自動車需要が低迷している。また、昨年末にはルーブルの急落で貯金を急いで自動車などの耐久消費財に投資する人が多かったため、その反動が出ているもよう。購買力が落ちているうえ、自動車メーカーはルーブル安で輸入コストが増え、値上げを余儀なくされている。

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