独自動車用アルミホイール大手のユニホイールズは4月29日、ポーランドのワルシャワ証券取引所に上場する計画について、公開する480万株の上場総額が5億400万ズロチ(1億2,540万ユーロ)になると発表した。初売り出しは5月8日に予定されている。市場から調達した資金はポーランドの第3工場の建設に投資する。
480万株の内訳は、新規発行株式が240万株、発行済み株式が240万株。いずれも売出価格は1株105ズロチで、新規発行株式の売却額である2億5,200万ズロチ(6,270万ユーロ)がユニホイールズに入る。残りはユニホイールズの出資者である同社のラルフ・シュミッド社長と同社長の親戚であるミヒャエル・シュミッド氏が取得する。
今回の株式公開により、ユニホイールズの株主構成は、両氏が所有するユニホイールズ・ホールディング(マルタ)が約61.3%、新株主が約38.7%となる。新株主のうち、機関投資家が95%を占める。
■ ポーランドに第3工場建設
ユニホイールズは株式公開で得た資金を、ポーランド南東部にあるスタロバ・ボラ工場の生産能力増強にも投資する。同拠点では第3工場が2016年半ばに操業を開始する計画。新工場の生産能力は数年以内に約190万本となる見通しで、グループ全体の生産能力は約年1,000万本に拡大する。