ロシア、ベラルーシ、カザフスタンおよびアルメニアで構成されるユーラシア経済連合(EEU)の執行機関であるユーラシア経済委員会(EEC)はこのほど、電気自動車(EV)の生産・普及に向けた2015~17年の行動計画を承認した。ベラルーシ国営ベルタ通信が4月29日付けで伝えた。
EECで工業・農業分野を担当するセルゲイ・シドルスキー理事によると、EEU域内でのEVおよび関連コンポーネントの生産や充電インフラの整備に対して税制優遇や補助金拠出などのインセンティブを導入する方針。同理事は、EVの人気は世界的に高まっていると指摘。「電気モーターは経済的であると同時に排気ガスの削減という大きな環境的価値を提供する」と述べ、行動計画はEEU加盟国のEV需要の拡大に貢献するとの見方を示した。