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2015/7/3

一般・技術・その他 (旧)

VW、スロバキア工場でチェアレス・チェアを試験導入

この記事の要約

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は、スロバキアのブラチスラバ工場で作業員の足の負担を軽減し、姿勢を良くする効果がある「チェアレス・チェア」のプロトタイプを試験導入している。炭素繊維複合材(CFRP)を材料にした外 […]

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は、スロバキアのブラチスラバ工場で作業員の足の負担を軽減し、姿勢を良くする効果がある「チェアレス・チェア」のプロトタイプを試験導入している。炭素繊維複合材(CFRP)を材料にした外骨格型サポーターが臀部から足首にかけて足の裏側を支える仕組みで、腰掛やいすを使用せずに座って作業することができる。このチェアレス・チェアはすでにVW傘下のアウディがドイツのネッカースウルム工場で試験導入している。重さは約2キログラムで、作業員は、腰・ひざ・足首の3カ所をベルトで固定して使用する。ブラチスラバ工場では、車両製造やトランスミッションの取り付け作業にチェアレス・チェアを投入しているという。

プロトタイプを製造したスイスの新興企業は、従業員からのフィードバックを参考に調整や改善していく。VWは来年にもチェアレス・チェアの生産現場への本格投入を視野に入れているという。

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