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2015/10/2

企業情報 - 自動車メーカー

テスラ、オランダに組立工場開設

この記事の要約

米電気スポーツカーメーカーのテスラモーターズはこのほど、オランダ南部のティルブルグに最終組立工場を開設した。米カリフォルニア州フリーモントにある工場からセダン「モデルS」の部品を輸入し、オランダで最終組み立てする。1日あ […]

米電気スポーツカーメーカーのテスラモーターズはこのほど、オランダ南部のティルブルグに最終組立工場を開設した。米カリフォルニア州フリーモントにある工場からセダン「モデルS」の部品を輸入し、オランダで最終組み立てする。1日あたり90台を生産する計画で、欧州12カ国のディーラー69店に出荷する。

この組立工場は全長750メートルの屋内試験コースを併設している。試験コースは、平坦なアスファルト道路(400メートル)と路面が凸凹の道路で構成されており、同工場で組み立てたすべての車両を走行させ、ハンドリングやガタガタ、キーキーといった雑音の有無などを検査する。

「モデルS」は、BMW「5シリーズ」やメルセデスベンツ「Eクラス」と競合するセダンタイプの電気スポーツカー。また、テスラはこのほど、新モデルのSUV「モデルX」を発表した。2017年にはさらに、BMW「3シリーズ」の対抗車となる小型で低価格のセダン「モデル3」を発売する計画。新モデルの投入により、販売台数で年20万台を目指す。「モデルS」の世界累計販売は8万台に達している。

テスラは2012年12月、ティルブルクに欧州物流センターを開設しており、「モデルS」の最終組立や補修部品のストック拠点としても同センターを活用する方針を明らかにしていた。

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