ベルギー化学大手のソルベイはこのほど米ダラスで開催された複合材料・先端材料見本市「CAMX 2015」で、傘下のソルベイスペシャルティポリマーズが製造する高機能ポリマー「Virantageポリエーテルサルホン（PESU）」が韓国の炭素製品メーカーである韓国カーボン（Hankuk Carbon）の熱硬化性複合材料のプリプレグに採用されたと発表した。
韓国カーボンは、Virantage PESUの採用により、プリレグの靱性、耐熱性、加工均一性を向上させることができる。このプリレグは米国の大手自動車メーカーが販売車両のフェンダーやルーフに使用する。
ソルベイによると、Virantage PESUはすでに民間航空機や軍用航空機向け複合素材のプリプレグに広く使用されており、排ガス規制の厳格化が進む自動車業界でも軽量化に寄与する部材として関心が高まっている。
