独レンタカー最大手のシクストはこのほど、EV(電気自動車)向けの出張充電サービスを展開するスタートアップ「チャージェリ(Chargery)」に出資すると発表した。
チャージェリは、充電装置を搭載した台車をけん引する自転車が電欠で動けなくなったEVに駆けつけて最大4時間半ほどかけて充電するサービスを提供している。大都市の充電インフラを補うのが狙い。
供給する電力は100%再生可能エネルギーを使っている。充電のほか車内クリーニングや簡単なメンテナンスサービスも提供する。チャージェリは2017年の設立で、シクストのほかダイムラー、スコダ、BMW系のノドライブナウなどを顧客として抱えている。
同社はすでにベルリンでサービスを開始しているが、来年からドイツおよび欧州の大都市でも事業を展開することを計画している。