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2022/1/28

企業情報 - 部品メーカー

ボッシュとVW子会社、自動運転技術を共同開発

この記事の要約

独自動車部品大手のボッシュは1月25日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のソフトウエア子会社CARIADと自動運転技術の開発で提携すると発表した。両社の協力により、自動運転技術をVWグループのすべてのクラスの車両で […]

独自動車部品大手のボッシュは1月25日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のソフトウエア子会社CARIADと自動運転技術の開発で提携すると発表した。両社の協力により、自動運転技術をVWグループのすべてのクラスの車両で幅広く利用できるようにする。ピーク時には、両社の専門技術を持つ従業員1,000人超が共同開発プロジェクトに従事する見通し。共同開発したシステムは、他の自動車メーカーにも提供していく方針を示している。

両社は、協力により、部分的な自動運転機能と高度な自動運転機能をあらゆるクラスの車両で利用できるようにする。具体的には、◇市内・郊外や高速道路の走行でドライバーが一時的にハンドルから両手を離すことができる「レベル2」のハンズフリー機能◇高速道路を完全な自動運転で走行する米国自動車技術会(SAE)の定義で「レベル3」の自動運転システム――の開発を目指す。最初の機能は2023年に市場投入できると見込んでいる。

両社はさらに、SAEの定義で「レベル4」の自動運転走行技術の共同開発についても可能性を検討することで合意している。

共同開発は、ドイツのシュツットガルトとインゴルシュタットのほか、世界のさまざまな拠点で行う。ピーク時には両社の技術者1,000人超が共同開発に携わる見通しで、両社はすでに新規採用も始めている。

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