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2010/1/22

企業情報 - 部品メーカー

独ZF、インド工場が稼働

この記事の要約

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは19日、インドのプネーに建設していた新工場の開所式を行った。同工場では建設機械向け車両の車軸とトランスミッションをそれぞれ年1万基組み立てるほか、夏に完成予定の第2工場では […]

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは19日、インドのプネーに建設していた新工場の開所式を行った。同工場では建設機械向け車両の車軸とトランスミッションをそれぞれ年1万基組み立てるほか、夏に完成予定の第2工場ではトラック向けのトランスミッションを生産する予定。

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インドで建設機械・トラック向け事業を強化した理由についてZFのマンフレート・シュワープ取締役(アジア・太平洋地域担当)は、「インドの面積はドイツの9倍、人口は14倍だが、道路網の総延長距離は2倍に過ぎない。インフラ整備に対する潜在需要が大きく、有望な市場と判断した」と説明した。

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ZFは約30年前にインドに進出した。これまでは現地企業の合弁(ZFは少数出資)あるいは、ライセンス生産という形で事業展開していたが、成長を続ける同市場への足場を固めるため、数年前に過半数出資あるいは現地法人を設立する方向に戦略を転換した。

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