英自動車工業会(SMMT)が22日発表した2009年12月の国内自動車生産統計によると、乗用車の生産台数は前年同月比58.5%増の8万5,316台となり、1976年5月以降で最も高い伸び率を示した。内訳は輸出が43.2%増の6万6,673台、国内向けが156.7%増の1万8,643台だった。
\一方、商用車生産は前年同月比15.6%増の7,271台と、17カ月ぶりに増加に転じた。内訳は輸出が14.7%増の5,123台、国内向けが17.7%増の2,148台。
\09年通年では、乗用車が前年比30.9%減の99万9,460台、商用車は55.3%減の9万679台にそれぞれ落ち込んだ。SMMTのポール・エヴェリット会長は今年の見通しについて、「自動車業界を取り巻く環境は依然として厳しい状況にあるが、景気の回復とポンド安は英国メーカーにとって追い風となるだろう」とコメントした。
\