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2010/2/12

企業情報 - 部品メーカー

独ベバスト、カブリオレ事業を強化

この記事の要約

独自動車部品メーカーのベバストは、カブリオレ用ルーフ事業の売上高を2015年までに5億ユーロに引き上げる計画だ。自動車用のルーフシステム、空調・冷暖房システムに次ぐ第3の中核事業とする方針。同社のホルガー・エンゲルマン財 […]

独自動車部品メーカーのベバストは、カブリオレ用ルーフ事業の売上高を2015年までに5億ユーロに引き上げる計画だ。自動車用のルーフシステム、空調・冷暖房システムに次ぐ第3の中核事業とする方針。同社のホルガー・エンゲルマン財務担当取締役が独経済紙『ハンデルスブラット』(9日付)に明らかにした。

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ベバストは2009年2月に経営破たんした独同業のエドシャからカブリオレ用ルーフシステム事業を買収した。独連邦カルテル庁の発表によると、欧州のカブリオレ用ルーフシステム市場では、ベバスト、エドシャ、マグナ・カー・トップ・システムズ、カルマンの4社がそれぞれ20~30%のシェアを持っている。『ハンデルスブラット』紙によると、ベバストによるエドシャの事業買収により、両社合わせた現在の売上高は約3億2,000万ユーロ、市場シェアは約50%に拡大したもよう。

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同紙によると、カブリオレの世界生産台数は年75万台。うち、ダイムラー、フォルクスワーゲン(VW)、アウディ、BMWのドイツメーカーが約5割を占めており、ドイツの自動車メーカーにとってベバストおよびエドシャの事業存続は大きな意味を持つ。

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景気悪化による自動車市場の低迷を背景に、ベバストの2009年通期の売上高は前年比4億ユーロ減の12億ユーロに落ち込んだ。エンゲルマン取締役によると、2009年は収支トントン、2010年は僅かながらも黒字を確保できる見通し。

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