英自動車工業会(SMMT)が2月18日発表した2010年1月の国内自動車生産統計によると、乗用車の生産は前年同月比64.8%増の10万1,190台となり、1976年5月以降で最も高い伸び率を示した。内訳は輸出が42.5%増の7万3,053台、国内向けが177.7%増の2万8,137台だった。
\一方、商用車の生産は前年同月比9.6%増の9,156台と、前月に引き続き前年を上回った。内訳は輸出が10.7%増の7,092台、国内向けが7.0%増の2,084台だった。また、1月のエンジン生産は前年同月から26%増加した。
\SMMTのポール・エヴェリット会長は、「世界各国で導入された新車買い換え奨励制度(スクラップインセンティブ)の効果が持続しており、自動車生産は3カ月連続で増加した」と述べ、英国のインセンティブは来月終了するものの、景気の回復とポンド安が追い風となり、今年の生産は昨年の実績を上回るとの見通しを示した。
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