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2010/3/5

企業情報 - 自動車メーカー

VW、ハイブリッド車とEVを強化

この記事の要約

欧州自動車最大手のフォルクスワーゲン(VW)はハイブリッド車や電気自動車など電気モーター搭載車のラインアップを強化する。ジェッタやゴルフなど量産車に当該モデルを投入し、2018年までに販売台数に占める電気モーター搭載車の […]

欧州自動車最大手のフォルクスワーゲン(VW)はハイブリッド車や電気自動車など電気モーター搭載車のラインアップを強化する。ジェッタやゴルフなど量産車に当該モデルを投入し、2018年までに販売台数に占める電気モーター搭載車の割合を3%とする計画。同年までにEモビリティーの分野で世界トップとなることを目指す。VWのマルティン・ヴィンターコルン社長が1日、ジュネーブモーターショーで発表した。

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2010年はSUV車「トゥアレグ」とアウディ「Q5」のハイブリッド車を発売する。ハイブリッド車は、2012年にジェッタを米国市場に投入するほか、2013年にゴルフとパサートでも発売する計画だ。

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電気自動車では、2011年に「ゴルフ」を500台投入して実用走行試験を実施。2012年には「eトロン」を小規模で量産化する。2013年から販売を本格化する計画で、同年にはまず「アップ」の電気自動車を量産化、続いてゴルフ、そして同年末にはジェッタを市場投入する計画だ。

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ヴィンターコルン社長は同計画の実現に向け、スズキとの提携関係が寄与すると言及。VWのフェルディナンド・ピエヒ監査役会長もスズキについて、「小型車で優れた技術を持ち、かつ利益を確保している」と述べ、両社の協力関係構築に期待感を示した。

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VWは2018年までに世界最大手の自動車メーカーとなり、グループで1,000万台以上を販売する目標を掲げている。同目標を達成すると、電気モーター搭載車の販売は約30万台となる見通し。

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