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2010/3/12

一般・技術・その他 (旧)

EV 150台の実用プロジェクト、独NRW州ルール地方で実施

この記事の要約

ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)州のルール地方で電気自動車を150台投入する実用試験プロジェクトが実施される。通勤などの交通需要が多い高速道路A40号線沿いを中心に電気自動車を導入し、利用状況のほか、排 […]

ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)州のルール地方で電気自動車を150台投入する実用試験プロジェクトが実施される。通勤などの交通需要が多い高速道路A40号線沿いを中心に電気自動車を導入し、利用状況のほか、排ガスや騒音公害の低減効果も調査する。同プロジェクトには、独エネルギー大手のRWE、仏自動車大手ルノーの独子会社ルノー・ドイッチェラント、アーヘン車両研究所(fka)、アーヘン工科大学の高圧技術研究所が参加している。NRWエネルギー庁が参加企業・研究機関の調整役となっている。連邦交通建設省(BMVBS)は700万ユーロを支援している。

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RWEはルール地方の主要都市であるミュールハイム、エッセン、ドルトムントを中心に今後1年かけて充電インフラを整備する。独日刊紙『フランクフルターアルゲマイネ』によると、専門家は電気自動車1台当たり2.2カ所の充電インフラが必要になると見ている(自宅や職場、ショッピングセンター、公的機関など)。

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電気自動車は、ルノーが2011年に発売予定の「Kangoo Rapid」(ワゴン)および「Fluence」(セダン)を計40台供給し、通勤者など応募者に無料で提供する。一方、RWEはフィアットの「500」および「フィオリーノ」をベースにした電気自動車(「Karabag 500 E」など)を110台供給する。法人を中心にリース契約する方針。

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fkaやアーヘン工科大学は利用状況などを分析する。

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