独エンジン製造大手のドイツは12日、2013年末で終了する予定だったスウェーデンのトラック・重機大手のボルボとの契約を延長したと発表した。中型建機に搭載するエンジンを供給する契約で、規模や取引額などについては明らかにしていない。
\ドイツは1998年に気筒容量4～7リットルのディーゼルエンジンを開発・供給する契約をボルボと締結した。契約期間は15年で、2013年末に終了する予定だった。
\新契約は、欧州連合（EU）の排ガス規制「COM IV」および米国の排ガス規制「Tier 4 final」に対応した中型エンジンを開発することが柱で、2014年1月1付で発効する。ドイツは今回の契約延長により、ボルボの建機に搭載する気筒容量4～8リットルのエンジンを引き続き独占供給することになる。同社はこのほか、ボルボのトラックに搭載されているEUの排ガス規制「ユーロ3」「ユーロ4」「ユーロ5」に適応したエンジンも継続供給する。
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