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2010/4/23

企業情報 - 自動車メーカー

ルノー、印マヒンドラとの合弁解消

この記事の要約

仏自動車大手のルノーと印同業のマヒンドラ・アンド・マヒンドラは16日、インドでの合弁を解消すると発表した。ルノーは合弁会社の持分をマヒンドラに譲渡し、今後は独自に販売網を構築してインド市場を開拓する。\ ルノーとマヒンド […]

仏自動車大手のルノーと印同業のマヒンドラ・アンド・マヒンドラは16日、インドでの合弁を解消すると発表した。ルノーは合弁会社の持分をマヒンドラに譲渡し、今後は独自に販売網を構築してインド市場を開拓する。

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ルノーとマヒンドラは2005年にルノーの低価格車「ロガン」の製造販売を手がける「マヒンドラ・ルノー」(出資比率:マヒンドラ51%、ルノー49%)を設立し、07年半ばに販売を開始したが、販売は低迷。ルノーは2月に合弁を見直す意向を表明していた。ルノーの持分の譲渡価格は公表されていないが、両社の総投資額75億ルピーの半分程度と見られる。

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ルノーは今後、マヒンドラにロガンの生産ライセンス(契約期間:5年間)を供与し、エンジンやトランスミッションなど主要部品を供給する。なお、合弁解消に伴いマヒンドラは来年以降、ルノーのロゴを使用できなくなり、18カ月の移行期間後は車名変更も迫られる。

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インドでは小型車に8%、中型車に20%の物品税が課せられるが、ロガンの車長は4.24メートルと、小型車の規定である4メートルをわずかに上回るため、中型車に分類されている。このことが競合車種との価格競争力を削ぎ販売を低迷させる原因になっていると見られており、マヒンドラは今後、ロガンの小型化を検討する方針だ。

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