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2010/5/21

企業情報 - 部品メーカー

独ランクセス、ロシア工場を着工

この記事の要約

独特殊化学大手ランクセスは13日、ロシアのニジニ・ノヴゴロドで新工場の鍬入れ式を行った。完全子会社の独ラインケミーがロシアおよびCIS諸国向けにゴム添加剤を生産する。工場は2011年初めに完成し、中期的に50人を新規雇用 […]

独特殊化学大手ランクセスは13日、ロシアのニジニ・ノヴゴロドで新工場の鍬入れ式を行った。完全子会社の独ラインケミーがロシアおよびCIS諸国向けにゴム添加剤を生産する。工場は2011年初めに完成し、中期的に50人を新規雇用する予定。ロシアでは今後、自動車部品やタイヤの高品質化が進むと見込んでいる。

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ランクセスは成長市場のBRICS(ブラジル・ロシア・インドおよび中国)諸国で事業拡大を進める方針。ロシアでは2009年に現地法人を設立。同年3月にはモスクワに営業オフィスを開設した。現在、従業員は約30人。

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同社はロシアおよびCIS諸国向けに、タイヤおよび自動車用の高級生ゴムやゴム添加剤、建設材料向けの着色用顔料、水処理用のイオン交換樹脂などを供給している。

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これまではドイツ工場から製品を輸出していたが、新工場の建設によりロシア事業をさらに強化する。ニジニ・ノヴゴロドは顧客の工場に近く、インフラが整備されていることが工場進出の決め手となった。

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新工場ではゴム製品の品質や加工プロセスを向上させるために使用する、ゴム添加剤「レノディブ」や予備分散ゴム薬品「レノグラン」を年最大1,500トン生産する。これらの製品はタイヤのほか、ホース、パッキングなどの産業ゴム製品などに使用されている。

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