独自動車大手のダイムラーは18日、米エンジン製造子会社のデトロイト・ディーゼル(ミシガン州レッドフォード)に約1億9,400万ドルを投資すると発表した。大型ディーゼルエンジンの生産能力を拡大する計画で、2010年7月に拡張工事を開始し、2011年9月までに完了させる予定。
\投資の大部分はシリンダーキャップの生産拡大に充てる。このほか、生産ラインの近代化や工場のインフラ改善、最新製造設備などを導入する。
\デトロイト・ディーゼルは、ダイムラーの排ガス後処理システム「ブルーテック」技術を採用したディーゼルエンを生産している。同エンジンは米排ガス規制「EPA 2010」をクリアしていることから、今後需要が大きく伸びると判断した。
\ミシガン州は、投資のうち5,680万米ドルを助成するほか、税優遇措置などでダイムラーを支援する。
\