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2010/6/25

企業情報 - 部品メーカー

アルミ鋳造メーカー、経営破たん

この記事の要約

独アルミダイカスト鋳造メーカーのアル・ドゥルックグス(ブランデンブルク州ブリーゼラング)は16日、会社更生手続きの適用を区裁判所に申請した。今回倒産したのはドイツ国内の2事業拠点で、ポーランド工場は対象になっていない。金 […]

独アルミダイカスト鋳造メーカーのアル・ドゥルックグス(ブランデンブルク州ブリーゼラング)は16日、会社更生手続きの適用を区裁判所に申請した。今回倒産したのはドイツ国内の2事業拠点で、ポーランド工場は対象になっていない。金融危機に端を発する自動車市場の低迷で受注が急減し、経営が悪化して資金繰りに行き詰った。今後は管財人と新たに就任した社長のもとで自主再建を目指す。営業はこれまでどおり継続するとしている。

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アル・ドゥルックグスは1983年の創業。同社の前身であるルートヴィヒ・レーヴェ社は1906年、欧州で初めてダイカスト製造を開始した会社として知られる。自動車メーカー向けにダイカスト部品の製造・開発を主に手がけており、フォルクスワーゲン、アウディ向けの売上が75%を占める。従業員数は国内外合わせて375人。

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新社長に就任したのは弁護士のアンドレウ・ザイデル氏。同氏はさきに倒産した自動車部品・センサーメーカーのパラゴンで留任した旧経営陣の1人で、経営再建の手腕を買われて登用された。

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