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2010/7/2

欧州自動車短信

Thyssenkrupp

この記事の要約

独鉄鋼大手ティッセンクルップの子会社ティッセンクルップ・スティール・ヨーロッパ は6月25日、同社が特許を持つ加熱成形技術「テイラード・テンパリング」を使って子会社が生産しているBピラーについて、ドイツの自動車メーカーか […]

独鉄鋼大手ティッセンクルップの子会社ティッセンクルップ・スティール・ヨーロッパ は6月25日、同社が特許を持つ加熱成形技術「テイラード・テンパリング」を使って子会社が生産しているBピラーについて、ドイツの自動車メーカーから10万台分以上の受注があったと発表した。コンパクトクラスのモデルに採用される予定。同技術を使うことにより、部品を最大30%軽量化できるという。従来の加熱成形では部品の強度が均一だったが、「テイラード・テンパリング」技術を使うと同じ部品でも部分的に強度に変化をつけることができる。例えば、Bピラーでは、下部の衝突エネルギー吸収性能を高め、上部は横からの衝突時に乗員を守るための強度を高めることができるとしている。

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