仏自動車部品大手のフォルシアは6月30日、中国同業の長春旭陽工業集団(吉林省長春市)に出資することで合意したと発表した。長春旭陽の増資を引き受ける形で18.75%を出資する。世界最大の自動車市場である中国で事業基盤を拡大するのが狙い。
\フォルシアは2001年に長春旭陽との合弁会社として長春フォルシア旭陽オートモーティブシート(CFXAS)を設立、シートフレームを生産している。両社は今後、CFXAS での生産をシート完成品に拡大するほか、内装システムやアコースティックモジュール、フロアカーペットなどを生産する合弁事業も立ち上げる計画だ。
\長春旭陽は中国2位の自動車メーカーである第一汽車(FAW)グループのメーンサプライヤーで、FAWと独フォルクスワーゲンの合弁会社FAW-VWも主要顧客となっている。
\中国はフォルシアにとって重要市場の一つであり、2014年までに同国における売上高を17億ユーロに引き上げることを目指している。
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