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2010/7/16

総合 – 自動車産業ニュース

ロシア新車販売、6月は45%増

この記事の要約

ロシアの自動車業界団体である欧州ビジネス協会(AEB)が8日発表した6月の新車販売(軽商用車含む)は、前年同月比45%増の17万4,838台となった。金融危機以前の2008年6月の水準(20万2,000台)には及ばないも […]

ロシアの自動車業界団体である欧州ビジネス協会(AEB)が8日発表した6月の新車販売(軽商用車含む)は、前年同月比45%増の17万4,838台となった。金融危機以前の2008年6月の水準(20万2,000台)には及ばないものの、政府が3月から実施した新車買い替え奨励策や消費者の購買意欲回復で大幅な販売増を達成した。AEBは通年の販売予測を7万台上積みし、167万台に引き上げた。

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1-6月の販売は前年同期比3%増の79万517台。今年に入り、年初からの累計販売台数が前年同期を上回ったのは初めて。

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6月の販売では、国内自動車最大手アフトワズのブランド「ラーダ」が前年同月比77%増の5万1,172台と伸びたのを筆頭に、起亜が91%増の1万50台、フォードが2.2倍の9,804台、シュコダが2倍の5,259台など、新車買い替え奨励策の恩恵を受けたとみられる、国内に製造拠点を持ち格安車を得意とするメーカーの好調ぶりが目立った。一方で、BMW、メルセデス、レクサスの高級車ブランドも6~8割販売を伸ばし、景気回復が鮮明になった。

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ただ、自動車ディーラー大手アフトミーラのデャ氏は、為替がルーブル安に振れていることなどを受け、「年初から外国製自動車の価格は平均10-15%、国産車も10%値上がりした」と指摘。値上げが新車販売市場の回復に水を差す可能性があると警告している。

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