仏自動車部品大手のプラスチック・オムニウム（PO）が20日発表した2010年上半期（1～6月）決算は、純利益が前年同期の9倍の7,230万ユーロに急伸した。経費削減の強化によりコストベースが前年同期より21％低下したことが寄与した。
\売上高も前年同期比28.5％増の15億1,800万ユーロに大きく伸びた。本国フランスでは22％減の3億4,010万ユーロと振るわなかったものの、フランスを除く欧州は22.9％増の5億7,460万ユーロ、北米は96.7％増の3億4,560万ユーロ、アジアが99.1％増の1億8,640万ユーロ、南米及びアフリカも62.0％増の7,130万ユーロと好調だった。
\POはフォルシア、ヴァレオに次ぐ仏3位の自動車部品メーカーで、フロントエンドモジュールやリヤエンドモジュール、フェンダー、ボディパネル、燃料システムなどを生産している。世界27カ国に94の生産拠点を展開し、従業員1万4,000人を擁する。09年の売上高は25億ユーロだった。
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